肌着の役割
赤ちゃんの肌着には、いくつかの役割、種類があります。
役割としては、汗を吸い取る、温度調節などがあり、いずれも赤ちゃんの健康にも関わってきます。
汗を吸い取るために着せる短肌着を一番下に着せ、その上に温度調節のための肌着、一番上にウェアを着せるのが基本の重ね方です。
なお暑い季節であれば、家の中にいる時はウェアを着せずに、肌着だけにしても構いません。
肌着の種類
肌着の種類について少し詳しく覚えておくと、その用途がよく分かりますし、お店で探す時も探しやすいです。
まず短肌着ですが、これは赤ちゃんの体にフィットするようになっており、汗を吸い取るのが主な目的です。
寝かせたままでも着せ替えさせやすいよう、前を打ち合わせる紐で結ぶタイプが多いです。
直接赤ちゃんの肌に触れることになるので、素材だけでなく縫製が良いものにしましょう。
洗い替えも含め、少なくても3枚から5枚は欲しいところです。
長肌着は、短肌着の上に着せます。
足の先までおおうような着物型をしており、足の動きがまだあまりなくおむつ替えの回数が多い新生児に向いています。
足をよく動かすようになると、すそがはだけやすくなるので違う肌着にした方が良いかもしれません。
1枚か2枚あれば大丈夫でしょう。
コンビ肌着は、長肌着に似た形ですが、すそが二股に分かれています。
足をよく動かすようになってくる、2ヶ月から3ヶ月頃になったら、これがあると助かります。
生後間もない赤ちゃんは、膝が少し外向きに開くのですが、その足の形に沿うようなラインになっています。
すその内側は、スナップで留めるようになっているのではだけにくく、おむつ替えもスムーズにできます。
前開きボディスーツは、赤ちゃんの体に適度にフィットして、足を出す形になっているので足を動かしやすく、ウェアと重ね着させてももたつきにくいです。
股下はスナップ留めになっていて、前開きで寝かせたまま着せ替えができ、低月齢の赤ちゃんにも使いやすいです。
ボディスーツは、Tシャツのように頭からすっぽりかぶせて着せるようになっています。
肩口が大きく開くようになっているので、慣れれば着せるのも手早くできます。
海外製のウェアなど、デザインも色も可愛いものが多いため、夏など暑い時期はこれ1枚にしてウェアなしでも大丈夫です。
ショートオールは、股ぐりが立体的になっており、丈が短めになっているのが特徴です。
赤ちゃんの体に適度にフィットし、カバーオールなどの足が分かれるタイプのウェアのインナーとしても使え、便利です。
肌着は基本的に、1日に何度も着替えることが多く、枚数が少ないと足らなくなってしまうこともあります。
赤ちゃんが汗かきかどうかなど、ある程度は体質にもよりますが、枚数を多めに持っていると安心です。