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夫婦と子ども

良い夫婦喧嘩と悪い夫婦喧嘩

必要な夫婦喧嘩にするために

誰でもできれば避けたいのが夫婦喧嘩ですが、どうしても揉めて喧嘩になってしまう時があります。
そういった時、夫婦にとって必要な夫婦喧嘩となる、良い夫婦喧嘩になるようにしなければいけません。
夫婦にとって不要な、悪い夫婦喧嘩を繰り返さないために、いくつかのポイントを覚えておきましょう。

夫婦喧嘩におけるTPOの考え方

TPOとは、時間(Time)・場所(Place)・目的(Occasion)のことで、社会人が守るべきマナーとしてよく使われる言葉です。
良い夫婦喧嘩をするには、このTPOを心に留めておく必要があります。

まず、時間(Tome)について考えます。
喧嘩になると、お互いに引き下がらず長時間化することが多くなります。
夫婦喧嘩に限りませんが、喧嘩をするとかなりのエネルギーを使います。
そのため、長時間化するといずれは疲れてしまいます。
そして、お互いが疲れてしまうと感情的になりやすくなりますし、冷静さを失いやすくもなります。
ですから、あまりに長引きそうな場合、または長引き始めた場合には、一旦区切りをつけることが必要です。
お互いが疲れない程度にとどめることが、良い夫婦喧嘩には必須です。

次に、場所(Place)について考えます。
たとえば、子供が見ている前で夫婦喧嘩してしまったとします。
その子供がまだ言葉の分からないくらい小さな赤ちゃんでも、夫婦喧嘩をしていると険悪な空気であることは、きちんと理解できています。
公共の場所や家族以外の他人がいる場所ではどうでしょうか。
子供の前での夫婦喧嘩は当然避けるべきですが、公共の場所でも同じように、どんなに相手に腹が立ったとしても避けましょう。
その他の場所でも、夫婦喧嘩をすることで雰囲気が悪くなってしまうようなら、その場では我慢するようにします。
場所を移動するまでに、冷静になる時間も出来ますし、考えもまとめられます。
後から場所を変え、お互いの意見をお互いが満足いくまで言える環境になってからするのが、良い夫婦喧嘩です。

最後に目的(Occasion)について考えます。
ここで言う目的とは、もちろん夫婦喧嘩の目的です。
夫婦喧嘩の原因として多いのは、「ささいなこと」というものです。
大半を占めていると言えるほどの割合で、これが原因となっていますが、自分のストレスを発散するための夫婦喧嘩は悪い夫婦喧嘩です。
それがたとえ、自分のストレス発散のためだと自覚していなかったとしても、絶対に避けたい種類の夫婦喧嘩です。
良い夫婦喧嘩として大切なのは、今後の夫婦生活をうまくやっていくために重要で、さらに問題が改善していく見込みのある夫婦喧嘩であるということです。
それ以外の夫婦喧嘩は、夫婦関係を悪化させることはあっても、改善できる夫婦喧嘩になることはほぼありません。

これらのことに気をつけて、これからの夫婦生活を良くするための、良い夫婦喧嘩をするように心がけましょう。